年末差し迫ってきました。
佐賀県、富山県、川崎市で研修。
都内では、とある就労移行事業所のプロジェクト会議がありました。
研修は、受講者間の出会いや学びの場でもあるなと思います。
「話を聞き、考え方はわかったけれど、課題がありすぎて、困惑している。」
そんな感想を漏らす施設長がいると、
会場全体が、本音で語り、本気で考えるムードが生まれます。
「研修なんて、役に立つのだろうかと思いながら参加したけれど、
こんなすごい事例発表が聞けて来て良かった。
でもやっぱり、この話は施設長に聞いてもらいたい。」
「移行事業所を見学して、自分の支援姿勢を改めないといけないとわかった。
けれど、子どもみたいな若い利用者は、ついかわいいなと思ってしまって・・」
「何かを捨てるということなんですね。すべての利用者の希望に
添えないことも含めて。」
泣きそうな顔をなさっている方がいます。
熱くなって語気の荒くなる方もいます。
そんな1週間の中で、ふと感じたこと。
・・・福祉現場で日々闘う、感受性高く、責任感強い支援者の皆さん、
最終的には、現状をしっかり受け止めている。
受け止めた上で、
「課題はあるけれど、うちの事業所が好き、利用者が大好き」
というオーラをいっぱいに出している。
問題は山積み、自分の課題も涙が出るほど痛感しているけれど、
それでも、“ここで何とかしたい”、“ここを何とかしたい”
と強く思っている。
ジンジン伝わってきます。
葛藤だらけの現場を愛する皆さんの役に立てるよう、
きちんとやらねばと思います。
背筋が伸びます。