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好きだからこそ、なんとかしたい

by inayamablog, 2015年12月15日

年末差し迫ってきました。

佐賀県、富山県、川崎市で研修。
都内では、とある就労移行事業所のプロジェクト会議がありました。

研修は、受講者間の出会いや学びの場でもあるなと思います。

「話を聞き、考え方はわかったけれど、課題がありすぎて、困惑している。」

そんな感想を漏らす施設長がいると、
会場全体が、本音で語り、本気で考えるムードが生まれます。

「研修なんて、役に立つのだろうかと思いながら参加したけれど、
こんなすごい事例発表が聞けて来て良かった。
でもやっぱり、
この話は施設長に聞いてもらいたい。」

「移行事業所を見学して、自分の支援姿勢を改めないといけないとわかった。
けれど、子どもみたいな若い利用者は、ついかわいいなと
思ってしまって・・」

「何かを捨てるということなんですね。すべての利用者の希望に
添えないことも含めて。」

泣きそうな顔をなさっている方がいます。

熱くなって語気の荒くなる方もいます。

そんな1週間の中で、ふと感じたこと。

・・・福祉現場で日々闘う、感受性高く、責任感強い支援者の皆さん、
最終的には、現状をしっかり受け止めている。

受け止めた上で、

「課題はあるけれど、うちの事業所が好き、利用者が大好き」
というオーラをいっぱいに出している。

問題は山積み、自分の課題も涙が出るほど痛感しているけれど、
それでも、“ここで何とかしたい”、“ここを何とかしたい”
と強く思っている。

ジンジン伝わってきます。

葛藤だらけの現場を愛する皆さんの役に立てるよう、
きちんとやらねばと思います。

背筋が伸びます。