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職員の総力で目標達成するために

by inayamablog, 2016年2月12日

工賃アップのプロジェクト会議。
パートさんは勤務時間の問題もあり、会議参加はレアケースです。
埼玉県のむさしの作業所さんとは10年来のお付き合い。
今もときどき呼んでもらいます。
会議は土曜日の午前中。
やけに人数が多い。
非常勤の職員さんも同席しているからです。

むさしの作業所のすごいところは、徹底したPDCAにあります。
月次の部門別目標売上と販路別の粗利益率から推計される粗利見込みの分析。
目標達成できた要因、できなかった原因の確認。
次月のアクションプランの確認。
目標未達成の場合のリベンジ計画。

日々の職員会議で情報共有はされています。
ただ、改めて目的や目標を全員で確認し、話し合う機会はあまりありません。
今日はその全体会議なのです。

部門別の報告が続きます。
むさしの作業所のメイン事業は、花と施設外就労。
そして、今期は急成長の健康食品会社から受注した梱包作業(内職)。
花は、自主製品とはいえ、天候に大きく左右されます。
今年は、夏が早く終わり、8月末から9月の長雨・低温が予想外だったとのこと。
そして、この前の大雪でハウスがひとつ潰れてしまった・・
でも、そういうことに全く動じないのがPDCAの威力です。

雨が降っても、風が吹いても、雪でハウスが潰れても、
利用者が長欠になっても、
想定内、想定内。

困ったねえ、どうしようかあ・・と言いながら、
イベントもう1回やっちゃう?どうする?
臨機応変、今できることは何かを考えてすぐやっちゃう。
培ってきたチームプレーが生きています。

帳尻あったから、まあ、いいよね。
年度目標の達成が見えました。

パートの女性職員さんたち、会議中の発言は多くありません。
けれど、なんとなく安定感を感じます。
 わかってる、大丈夫。
 子育てだって介護だって、臨機応変の繰り返し。
 何を目指しているかがわかれば、ちゃんとやりますから。
そんな風に思っているかどうかはともかくとして、そういうパワーを
持っているパートさんたちが多い。

だから、大事な話を一緒に聞いてもらっておくことは重要なのです。
いろんな働き方のスタイルがあり、
曜日も時間もまちまちなスタッフが集まって働く場こそ、
仕事の見える化とPDCAが大事なのだなあと実感します。

時間が合わないからと諦めてしまわずに、全体会議、やってみませんか。