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事件は会議室で起こってるんじゃない!

by inayamablog, 2016年3月20日

ホーム・カミング・デーといったら、
卒業生向けに、大学が公開講座や最近の大学の様子を伝えるイベント。
でもこの間、参加した「ホーム・カミング・デー」は、
京都府の工賃向上のためのモデル事業の報告会でした。
会場は、モデル事業の対象となった事業所です。

事業報告会ですが、
施設長や職員や関係者が他の事業所の職員向けに「報告」するだけではなく、
・利用者同士の交流会や食事会
・地域の自主製品を販売するマルシェ
・職員間の意見交換会
など、盛りだくさんの1日。

参加者は事業所職員、利用者、行政関係者(障害福祉だけでなく、農政や
観光部門の関係者も・・)、地元企業も混じり、賑やかです。
はるばる?京都府のキャラクターも遠征してきました。
(ごめんなさい、紫色の気高い衣装をまとった“まゆまろ”さんを、
稲山は「ナス」のキャラですか?と聞いてしまいました。)

考えてみれば、工賃アップに取り組んでいるのは事業所。
“事件”が起きているのは、事業所。“会議室”じゃない!!
パワーポイントを使って説明するのもいいけれど、
昼間の事業所を訪ねて、利用者が働く日常がある、その場所で、
取組報告をする、商品を買う、話し合う・・
そのほうが断然いい!

五感を刺激される報告会でした。

生活介護の利用者も多いその事業所で、朝から15:00すぎまで、
「ホーム・カミング・デー」を開催するのは
大変なことでしたでしょう。
企画し、協力した関係者の皆さまに敬意を表します。

でも、これ、本当にすばらしいので、
是非、真似させてください!
共同販売、共同受注、農福連携。
主役は利用者であり、事業所です。
なのに、なぜかいつも「職員の負荷が増えるのは困る」
という話になってしまう。

事件、ならぬ変革が起きているのは事業所であり利用者であり職員であるのですから、
皆さんが主役の取り組みを皆さんのホームで見てもらえばいいのです!
それだけでも、気分が上がりませんか?

来年度から、成果発表は、ホームカミングーデーにて。
あちこちで提案したいと思います。