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軽作業の先

by inayamablog, 2016年3月27日

2年間、東京都の共同受注のモデル事業を担当しました。
その中で、企業の方に「軽作業の発注」をお願いし、
お問合せの窓口を経験させてもらいました。

共同受注の営業も調整もすごく大変だということが
よくわかりました。

都道府県単位の窓口は大半の自治体でできているそうです。
窓口業務をなさっている皆さま、お疲れ様です!

企業の方とお話すると、つい熱くなってしまいますが、
自分の役目は、ただ「仕事をください」と営業してくることではなく、
①事業所の存在と役割を伝えること
②「障害者年金+3万円」を目標としていること
③軽作業のみでの目標達成は容易ではないので、
企業内でのお仕事も業務委託ベースで請け負える関係が
つくれると良いと思っていること
を話すことが重要だと認識しています。

話を聞いている企業の方、15,000円の現実に驚き、でもすぐに理解し、
共感し、想像してくださいます。
突っ込んで「例えば何人分の仕事をつくればいいの?」と
聞いてくださる経営者もいました。

「理想は10人分」と答えると、
「5万円は無理かもしれないけど、3万円ならイメージできなくもない。
実際どんな仕事ができるのか、知識がなくてさっぱりわからないけれど・・」
とのこと。

可能性を感じます。
施設見学を希望される企業の方もいます。
ここからご縁が始まるのですね。

企業との初期接触は、梱包作業、封入・発送作業、
ポスティング業務かもしれません。

けれど、そこで終わりにするのではなく、その先についてあらかじめ
イメージして、提案のタイミングをみて、新しい仕事を切り出すのが
受注作業の営業なんだなと、気付きました。

1個1円のこの作業はありがたい。
けれど、それだけの関係ではもったいない。
次の作戦を、企業の担当者とともに企てられたら、
楽しいに違いありません。

企業にとっても、事業所にとっても、
そして世の中(お客様)にとっても
良い企てなら、きっと、うまくいくのだろうと思います。