愛知県とは、ご縁をいただいて、
管理者研修、職員研修、コンサルティング派遣、アドバイザー派遣等々を通じて
多くの事業所と出会いの機会をもらいました。
最初の頃は“ディスカバー愛知”状態。
オロオロしながら名鉄やリニモに乗ったりしていたけれど、
今はもう、たいていのところは迷わず行けるようになりました（笑）。

さて、今回、そんな愛知を再訪しました。
目的は、事業所の皆さんとの意見交換会を開くこと。
工賃アッププロジェクトから半年、1年半、3年・・。
「その後、いかがですか？」
「質問、お受けします。」
「参加者同士でも課題や意見を出し合いませんか？」
そんな趣旨のミーティングです。
場所は、参加事業所のひとつ。
場所を提供してくださり、そこで出しているドーナツとドリンクを
いただきながらの、和やか、かつ熱い“会議”となりました。

「Ｂ型の新しい場所と新事業を試行錯誤の末、決めました。
いい物件に出会えず、建てることにしました。」
（拍手）

「パティシエに入ってもらい、ジャムを開発しましたが、地元の素材に
こだわった結果、材料の調達に苦労しています。」
（うーん）

「皆さん、バターや小麦の値段の高騰にどう対応していますか？
共同購入できればいいなと思うのですが、どうですか？」
（うんうん。うちも苦労しています）

「原価が上がっているのをわかっていながら、ずっと100円でやってきて
しまいました。土地柄、販売場所の問題もあって、
値上げしたら売れなくなると思うんです。どうしたら・・」
（100円！そりゃ厳しいわ・・値上げするしかないでしょ）

「受注の営業。自分は、秒単位で金額に換算しています。
この作業をするのに、何秒かかるか。
ダメもとでも、愛知の最低賃金相当の秒単価0.2円で提示してみます。
そこからの交渉ですよね。」
（もっと教えて！！）

共通の悩みも率直に打ち明けられるのは、目指す方向が同じで、
この時間を、お互いを高めあう時間にしたいと思って来られた
皆さんだからです。
イナヤマも弾丸トークでした。

これは一度じゃ済みませんね

訪問後、時折、メールでやりとりしたり、
会議に呼んでもらってお訪ねしたり、
ということは、よくあります。

今回のような意見交換会もいいですね。
１対１でなく、「熱い思い」の掛け算が生まれます。
こちらは背筋がシュッと伸びます。