Mobile Menu

仕事の「行事化」?!

by inayamablog, 2016年5月10日

「ルーティン」という言葉が流行っていますね。
緊張する場面でも力を発揮できるよう、
自分の「型」を決めてやる、というメンタル面の強化方法として
使われるルーティンですが、
業務上の「ルーティン」といえば、繰り返し行われる型の決まった業務のこと。

毎日の仕事、週1回の仕事、月1回の仕事、
半年に1回、年に1回、3年に1回の仕事などいろいろあると思います。 

年度末、年度初めは年1回や半年に1回のルーティンワークで
忙しい時期でしたね。
ゴールデンウィークも終わり、一段落したところででしょうか。 

ところで、皆さんにとって、福祉バザー、イベント出店もルーティン化
されていませんか?
もっと言うと、イベント参加が“行事化”していませんか?ということ。 

10月は宿泊旅行や事業所のお祭りがあって、出店できない。
旅行やお祭りとイベント出店が横並びになっているところがどうも気になります。 

日がかぶったら、出られないのは仕方ない。
事業所もあれこれ忙しい。
そう思っていました。けれど、よくよく考えると
イベント出店は、無店舗販売を主力とする事業所にとって、
貴重な販売機会。それをスケジュールの空き状況だけで
決めていいのでしょうか・・ 

売れないイベントに出ても仕方がないというのはよくわかります。
が、集客力のあるイベントかどうか調べる前から、
「事業所の忙しさ」と「スケジュールの空き状況」で出店可否を
決めては、みすみすチャンスを逃すようなものです。 

県や共同受注窓口主催の販売イベントは、駅ナカなど、とても
賑やかな場所に出展料なしで参加できる企画だったりします。
にも関わらず、事業所には温度差があり、参加事業所の顔ぶれが
固定化する傾向にあると聞きます。 

販売を担当する利用者にとって、それは、「外部行事への参加」
ではなく、「施設外での就労」になります。
最初は参加の意義を感じていたのに、いつの間にかルーティン化・行事化
されてしまい、「負担のかからない程度に・・」「他の行事が忙しければ
スルーしよう」となってはいませんでしょうか。 

販路拡大が課題ならなおのこと、販売機会を行事化してはいけません。

GWも終わり、本格始動ですね。
利用者、職員そろって、バリバリ働きましょう。
お客様に喜んでいただきましょう。
地域に貢献しましょう。
そして、今期の目標工賃を是非とも達成しましょう!