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「じわじわヒットし、長く売れ続ける商品」の製造、私たちにお任せください!

by inayamablog, 2016年10月9日

お菓子のOEM生産をしている事業所があります。

焼き菓子の下請け生産です。

企業から見れば小ロット、でも私たちにとっては、

大量受注という量のお菓子をせっせと作って

納品しています。

 

なぜ、事業所に委託することにしたのか、企業の方に

お聞きしました。

 

最初は、自社で運営している料理教室の生徒さんたちに

販売するくらいのごく小さなビジネスだったそう。

自社で少しだけ作っていたそのお菓子がとても好評で、

やがてコンビニから声がかかり、共同開発商品として

なりました。

少しずつ少しずつ、店舗からの発注が増え、

今やロングセラー商品です。

 

そんなつもりで始めていないので、自社工場は、

あっという間に生産能力の限界を超え、

困り果てた社員さんたちが、福祉事業所に声をかけ、

製造を委託したというのです。

 

会社が小さいときから、障害者を雇用していたので、

地域の福祉施設では、焼き菓子を作っていたりすることを

知っていたのだそう。

 

なんだか、企業にとっても、事業所にとっても

ラッキーな良い話ですね。

当然、安定製造・納品までには相当苦労された

ようですが・・。

 

コンビニや高級スーパーで目にするそのお菓子、

今も、いくつかの事業所が企業の発注に応えて

作り続けています。

 

こういうこと、これからもっと起こるような気がします。

お菓子も加工食品も、大量生産・大量消費の時代ではなく、

小さく始めて、じわじわ売れて、長く売れたら大成功。

そういう時代だからです。

 

胃袋も購買意欲もほどほどの時代。

人の好みは移ろいやすい。

企業だって、ヒットするかどうかわからない商品に、

簡単に大きな投資をするわけにはいかないから、

小ロットに対応してくれる製造のパートナーは

ありがたい存在になるに違いない。

 

私たちもこの10年、力をつけてきました。

生産は得意なんです。

人もいるんです。

設備もそこそこ持っています。

正直、オーブンや真空調理機の稼働率、あまり高くないです。

午後は遊んでいます、機械も人も・・。

 

商品開発する企業と、作り手としての事業所の出会い。

そんな出会いがたくさん生まれたら、工賃もぐいっと

上げられるんじゃないかな。