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自然栽培お米2

農福連携で話題のお米をゲット!

by inayamablog, 2016年12月11日

12月9日金曜日。
ヤマト福祉財団の「小倉昌男賞」の贈呈式に、今年もお邪魔しました。
贈呈式後の祝賀会は、和やかで温かな雰囲気の
素敵なパ-ティなのですが、
今年はそこで抽選会が行われました。
くじ運のないイナヤマが、なぜか、今回は最後の“あたり”をゲット。
いただいたのが、こちらです。
自然栽培お米2

自然栽培で育てられた「滋賀県栗東市 おもや」さんのお米と
水稲自然栽培のDVD。

一般社団法人農福連携自然栽培パーティ全国協議会代表の
佐伯康人さんからいただきました。

農福連携で話題の自然栽培。
DVDが当たったということは「見て勉強せよ」という
ことだと思って、早速、拝見しました。
見ごたえ十分。1時間あまりのDVDには、
「へえ~、そうなんだ~」ということがあまりにも多く、
驚きの連続でした。

自然栽培とは無肥料、無農薬の栽培方法だということ
稲をベースに豊かな土がつくられることで、
他の野菜も同じ場所で次々作れるということ
手間のかかる作業工程には、障害のある人の
やりがいのある仕事がたくさん作れるということ
安心、安全な作物は、市場での評価も高く、
付加価値の高い農業になること

丁寧でわかりやすい解説です。

普通の稲作(自然栽培に対して、慣行栽培と言ってました)や
農業について、全く知識がないので、あれこれ言える立場では
ありませんが、自然栽培に注目する事業所が増えている理由が
わかったような気がします。
魅力的な仕事です。
大変そうだけど、挑戦したくなります。
利用者の笑顔を予感します。

小中学校で習った「社会科」の知識に照らして考えると、
これは利用者というマンパワーを武器に挑戦する
一大プロジェクトなのですね。
日本が、戦後、一次産業から二次産業、三次産業へと
産業構造を変えていく中で、
農作物の“流通商品化”や、
“さまざまな手段による効率化”が行われました。

農業の担い手が減り、高齢化が進むことで、
本当はやりたくない害虫対策も
あったのではないかと推測します。
それでも、どうにも続けられなくなった耕作放棄地を、
”人手”を使って再生させるということなのですから、
これは意義あるプロジェクトに間違いありません。

種もみのひげとりとか、手間のかかる苗床づくりとか、
チェーン除草とか、リモコンボートを田んぼに走らせて
苗に刺激を与えるとか・・
たぶん、業界にとっては「非常識」なことがいっぱいの作業工程なのでしょう。

けれど、本当に農薬も肥料も使わない方法で
人の手をかけて、あんなに力強い稲穂が育つのだと、
正しい情報が伝われば、買う人の気持ちも動くよな、
と思いました。

いただいたお米は、一人暮らしのスタッフに
プレゼントしようかなと思っていましたが、
DVDを見たら気が変わりました。
まずは、自分で食べてみなきゃ。
早速、今晩、いただくことにします。