「いい働く場つくり隊」の参加は、
「平均工賃を3万円以上にしたい!」と
思う方でれば、役職、経験などにかかわらず、
どなたでもどうぞ、ということにしています。
ですが、ひとつだけ条件を設けています。
「45歳未満の方限定」です。
作業所を作り、自立支援法時代を乗り越えて、
現場でリーダーシップを取り続けた皆さんも、
そろそろ後継者育成を考えていらっしゃる頃では
ないでしょうか。
「いい働く場つくり隊」は、いい意味で、これまでの
“障がい者の働く場の常識”を打ち破る次世代リーダーに
お集まりいただきたいと思っています。
先日、業界を知らないある経営者に、
「いい働く場~」の説明をしました。
途中で、話を遮られ、
「あの~、根本的なことというか、基本的なことかも
しれないのですけれど・・その1万5千円を3万円に
というのは、1か月の給料のことなんですか?」
「それは、その・・とても難しいことなんですか?」
難しいこと・・としてしまっているのは、
もしかすると、私たちかもしれない、と
思い出させてくれる質問でした。
あり余るエネルギーで、ワクワクしながら、
常識にとらわらずにチャレンジしたいと思う若者に、
新時代(“平成後”の時代がまもなくやってくるようですし)を
託せるよう、つなぎ役としての役割を果たせればと思っています。
20代の職員の参加を決めた事業所の施設長さんからは、
こんな内容のメールをいただきました。
「50歳までは、自分も現場でバリバリやるつもりだけれど、
そこから先は、若手に任せたい。そのために、5年かけて
職員を育てる計画だ。うちの“期待の星”を送り込むので、
よろしく。」
草創期から、先駆者の皆さまが創ってこられた
就労支援の基盤を大切にしつつ、これまでの「限界」を
超えることができたら・・それこそが福祉事業所の
イノベーションになると思います。
新しい価値観、瑞々しい感性、
柔軟な発想と行動力に期待しましょう。
気づけば、工賃3万円があたりまえに。
そんな時代が遠くなり未来に見られるよう頑張ります。