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密かなる応援者に感謝!

by inayamablog, 2017年1月20日

とある福祉施設で、お菓子の製造指導に
入っているパティシエに会いました。
メーカーから派遣された方で、普段は商品開発や取引先への
訪問・指導などを行っているプロフェッショナルです。 

厨房で、職員の動きを観察する眼差しは鋭く、
「厳しそうだな」という印象だったのですが、
休憩時間にご挨拶したら、柔らかな表情、もの静かな口調で
語る紳士でした。 

イナヤマの名刺の裏の事業内容を興味深くご覧になり、
「実は、障がいのある子どもがいて・・」とのこと。
いくつかの施設に行く機会があり、食品製造について
知識・経験のない職員が、急に配属されるB型のお菓子作りに
驚いたそうで、
「自分が役に立つことがあるなら・・」と、遠慮がちに
協力しますよと
おっしゃいました。 

あ、ここにもまた、応援してくださる人がいた! 

いつもは遠くから事業所や、利用者の仕事ぶりを見ている。
でも、何か気になって、
「あー、もうちょっと上手に
できないのかな~」
「教えてあげたいな」
「協力したいな」と思っている人が、
実は身近なところにいたりします。
 

東京郊外の公民館内で喫茶店を経営している「喫茶れすと」。
まもなくオープン20周年を迎えます。
1日平均200人のお客様は、間違いなく店の応援団です。
繰り返し、繰り返し、日課のように使ってくださる
お客様がいかに多くいらっしゃるか。
喫茶れすとは、お客様にとっても「なくてはならない存在」なのです。
20周年のお祝いは、お客様に感謝の気持ちを表したい、とのこと。 

障かい者が働くことはあたりまえという社会を創りたくて、
工賃
アップを頑張っている。そんな事業所の取組みをそっと見守り、
応援してくれる人たちがいます。
そう思ったら、もっと頑張らないといけないな、
温かい気持ちと同時に背筋がピンと伸びた、2つのお話でした。