業界も立場も年齢もまちまちの人たちと話す機会が
ありました。
就労支援をしている方たちと名刺交換するのとは
わけが違います。
10秒で、1分で、3分で話す場合、
それぞれに内容を変えつつ、どうやってわかって
もらおうかなと考えます。
これが意外に難しい!
いきなり工賃アップの話をしても、わからない方たち
ばかりです。
説明し出したら、話が長くなって“空気を読めない人”に
なってしまいます。
でも、何人かと話をしているうちに気づいたことが
ありました。名乗ったあとは、焦らず「相手の話を先に
聞かせていただく」ほうがいいのだなということ。
どんな仕事をしているのか、
どんなバックグラウンドの方なのか、
どんなことに興味があるのか
を少しでも聞くことができると、
それをヒントに、自己紹介の構成を組みなおすことが
できるんです。
福祉の業界事情から入るか、
会社の紹介から入るか、
最初から工賃アップの話をして大丈夫か・・。
自社の障害者雇用の状況をダイバーシティの観点で
話してくださる方、
「○○チャレンジドというグループ企業がある」と
特例子会社の話をする方、
「企業からお金を引っ張ってくるといいよ」と
アドバイスをくださる方、
名刺のデザインに興味を持ってくださって、障害のある
方との関わりを話してくださる方・・・等々。
いろいろな方がいます。
話しながら、ご自身の言葉に耳を傾け、「障害者」との距離を
縮めてくださったところで、こちらの紹介をさせて
いただくといいみたいです。
コミュニケーションはキャッチビールだな、という
当たり前のことに気づいた時間でした。
営業のコツってなんですか、と時々聞かれますが、
「お客様の声を聞くこと」がスタートですね。やっぱり。