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企業もお客様開拓中

by inayamablog, 2015年5月31日

「お仕事ありませんか?
私たちに軽作業の仕事をください。」
そうお願いしたくて、私たちは企業に会いに行く。

でも、この前ある企業の営業担当の方とお話していて、
そういう会話だけするのでは
“もったいない”と気がついた。

企業も、お客様を開拓しようとしている。
企業だって、営業が大事なのだ。

私たちが直接お客さんにならなくてもいい。
その会社のお客さんになりそうな人を紹介できればいい。
お客さんになりそうな人のことで、知っていることを伝えるだけでもいい。

例えば、高齢者。

地元にたくさんいることはわかっている。
高齢者マーケットは拡大することもわかっている。

けれど、どんな高齢者に、何を、どのように、どのタイミングで
提案すれば喜ばれるのか、実は企業も手探りなのだ。

高齢者をターゲットとする商品でも、
購入するのが家族だったり、介護にあたる人だったりすると、
本人の希望と購入者のニーズが違っている場合も考えられるから、
なおさら複雑だったりする。

わかるようでわからない、
高齢のお客様候補探しに苦労しているのが実態のようだ。

何をいいたいかというと・・
「障害福祉の分野にいる私たちは、高齢福祉にも詳しいし、
地域の高齢者やその関係者・団体・機関と近しい」と、企業の人たちは
感じているということ。

私たちと接点を持つことは、障害福祉を入り口にして、
その地域の高齢福祉のマーケットにも近づけるのではないか
と期待しているということ。

なるほど、と思った。

実際、高齢福祉と私たち、そんなに近くはないかもしれないけれど、
遠くもない。

地域の高齢者は私たちのお客様でもある。

バザーに来てくださるのは、地域のお年寄り、
もしくは高齢の親御さんを介護中の団塊世代の方たちだったりする。

高齢者を知りたい企業さんに、協賛としてイベント販売に
出てきてもらってもいいわけだ。

企業にとっては、市場調査の場。

私たちにとっては、スポンサーとして協力いただいて、
集客効果の高いイベントにできるし、それ以上の
コラボレーションができるかもしれないということになる。

受注作業ください・・
とお願いに行く企業を、ちょっと考え直すと、
今までと違う企業像、仕事像が見えてきそうな気がします。