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「いい働く場をつくること」は「職員としての自分を生きること」

by inayamablog, 2017年8月20日

いい働く場つくり隊の勉強会も5回目となりました。
今回は、隊員の事業所を訪問し、全員で、この事業所の
工賃3万円達成を考えます。

焦点はカフェの売上増。
どうやって、売上を上げるか・・
話しているうちに、隊員の葛藤が見えてきました。
一人でやれることじゃない。
上司に了解をもらい、同僚の協力を得て、
利用者にも、さまざまな変更を受け入れてもらって、
自分が腹をくくってやらなければ、結果は出せない。
お客様を増やすためのアクションを起こすために
必要な強い意思と、こまごました内部の手続き、調整・・
相当なエネルギーが必要だ。

その覚悟が「私」にあるか・・
おそらく一人ひとり、同じように、
自分の事業所でのポジション、自分の力量、
上司や同僚との関係性等々考えていたと思います。

詳細は、フェイスブックにアップしています。
https://business.facebook.com/fvp.iihatarakuba/?business_id=1312505142143882

「勢いだけでも、理屈だけでも、ダメなんだよなあ。」

眠れぬままに、電子書籍を開きました。
東田直樹さんの
「飛び跳ねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること」
の中の一節「自己の確立」にこう書いてありました。

-価値判断は自分の意見を大事にすべきでは
ないでしょうか。人を信じる気持ちは大切ですが、
だからといって、人の言葉によって自分の意見が
左右されるべきではないと考えています。(中略)
人の手伝いがないと生きられないからといって、
気持ちまで助けがいるとは限りません。
自己の確立というのは、人とのつながりの中で
育つものではなく、自分で自分のことを支えよう
とする生き方から、生まれるものだと思っています。-

(東田さんは「つらい経験は、時に自分を強くする」
とも書いていて、胸が詰まります。)

いい働く場をつくるには、「私が」「いい働く場を
つくりたいのだ」と心から思う気持ちが原動力に
なります。

隊員の皆さんは、今こうして、悩みながら、
「自分で自分を生きる」ためのチャレンジされている
真っ最中なのだなと思いました。

だったら、全力で応援するだけです。
最終回に向け、私も頑張ります。