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消防署

「社会科見学」以来の消防署訪問。施設外就労のgoodな職場でした!

by inayamablog, 2017年8月31日

世田谷区内の事業所が、東京都の官公需で「消防署の清掃」をやっています。
見せていただきました。
法人内のA型事業所、B型事業所、連携して取組んでいます。 

残暑の厳しい8月の土曜日。
8:30から夕方まで、区内4ヶ所の消防署を手分けして掃除していきます。
担当はいわゆる「定期清掃」。
日々の掃き掃除、ふき掃除やゴミの回収作業ではなく、
床のワックスがけやガラスふきなど、専用機材を使って行うプロの清掃です。 

B型で、このレベル、この規模の清掃業務を請け負うのは初めてとのことですが、
4月から始めて5回目というこの日の作業は、とてもスムーズで
職員の声かけにあわせて4人の利用者がてきぱき掃除を進めていました。 

ここは消防署。
土曜日なので、平日に比べると人も少なく、静かなのだそうですが、
それでも、常に消防隊員が館内を行き来しています。
当然ですが、ユニフォーム姿が凛々しくて、シュッとしていて、挨拶もさわやか。
「いい取材だなあ(笑)」と思っていたら、
清掃中の職員さんも同じ感想をお持ちでした。
「同姓の目で見ても、立ち居振る舞いが美しくて、
かっこいいんです。気分、あがりますよね~」 

なるほど。
これは、いい職場だ!
利用者の皆さんの“きびきび度アップ”にもきっと
良い影響をもたらしているに違いない。

真夏の清掃現場。館内に無駄な冷房はついていません。
ついていても設定温度は高め。当然汗だくです。
それでも、みなさん、消防隊員に負けないくらいに、
スマートに、スピーディーに作業を進めています。 

「ここの清掃は慣れましたか?」
-はい
「救急車の出動要請、頻繁に入りますけど、気になりませんか?」
-別に。気にしてません。
「難しい作業はありますか?」
-ワックスがけをむらなくやるのが難しいです。
「困ったことはありましたか?」
-ワックスが乾いてないのに、消防隊員が、廊下を走って出動します。

表情をあまり変えないけれど、皆さん、ここの清掃、気に入っている様子。
プライドを持ちつつ、楽しんでやっているみたい。

すべての隊員さん、本当に全員が、すれ違うたびに挨拶してくださる現場。
使命感を持って働く姿がすぐそばで見られる現場。
その中で役割を持って働き、喜んでもらえるということ。
なるほど、ここはいい職場だ!
「最初は、時間内に終わらせなくちゃと思って
冷や冷やでしたが、毎月、30分ずつ時間を短縮できて、
今は、だいぶ早くできるようになりました。」

職員さんの支援、作業管理もgoodなのでしょう。
いいもの、見せていただきました!!
清掃のスキルは必要ですが、おすすめ官公需です。