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工賃は上がります!

by inayamablog, 2014年12月18日

「STAP細胞はあります!」
切なさ、痛々しさを伴って、今年何度もメディアで流れたこのセリフを真似て、
「工賃は上がります!」とセミナーで断言された元施設長がいます。

共同受注のコーディネーターに3人お集まりいただいた
「パネルディスカッション」での発言でした。

今は、共同受注の事務局でコーディネート役を担っているその方は、
かつて、1万円に満たない平均工賃を5万円に引き上げた実績を持つ方。
他の2人のパネラーとともに、
・仕事に甘えは禁物
・まずは目標を立てよう
・営業は信頼関係づくり
・まだまだやれることがある
・他の事業所、地域から学び、良いことはどんどんやってみよう
と、受講者である受注担当職員の皆さんを、
まるまる2時間叱咤激励し続け、
最後に「工賃は必ず上げられる」と言い切ったのでした。

進行役のイナヤマも会を進めながら改めて学んだことがあります。

共同受注のコーディネーター、お察しのとおり、苦労の連続です。
企業や行政から仕事をもらうために奔走し、
仕事をとってきても「単価が安い」「難しくてできない」
などと事業所に言われ、
複数の事業所に仕事を分けると、部材の調整や質の統一に気を使い、
企業からクレームがあれば、すぐさま駆けつけ・・。
「ああ、もう嫌になっちゃうよ~」
と愚痴のひとつも言いたくなる苦労を重ねている皆さんです。

けれど、そのパネルディスカッションは、一貫して、
「私たちも頑張るから皆さんもあきらめずに、工夫して、頑張りましょう」
というメッセージの発信でした。

そうなんです。
やるからには、「大変」「難しい」と言っていても
何も始まらないわけで、成果を得るにはどうしたらいいか、
何ができるか、その一点に的を絞って知恵を出し合うことが大事だ
ということを、パネラーの3人が、3人とも感じていて、
特段の打合せもしない中、そんなトーンのディスカッションに
なっていったということです。

会場にいる全員が、まず思うこと。
「工賃は必ず上げられる。」
「共同受注でもそうでなくても、受注で工賃を上げると決めたら、
結果が出るまであきらめない。」
「やるべきことをすぐにやる。」

きりっと引き締まり、
よーしやるぞ、と受講者のモチベーションが上がった研修会になりました。