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どうしても3万円

by inayamablog, 2014年10月21日

夜中のNHK。
ニュース番組、ニュース解説番組、ドキュメンタリー番組を流して見ている。
夜中に芸人がMCをやっている番組は、気持ちがざわつくのであまり見ない。
夜中のアニメは、おばさんには理解できないのでもっと見ない。
(そんなことはどうでもいい。)

夜中に流れるニュース、ドキュメンタリーでは、
市井の人々がとり上げられる。
高齢者の暮らし、被災地の今、都会の孤独死、貧困家庭・・
毎日の食事にも苦労する子どもや老人の姿が映し出されると、
なんともいえない気分になる。

ひと事ではない。
そして、これは障害者も同じことだ。
収入がなければ満足な暮らしはできない。

はらから福祉会の武田理事長から
「貧困線」という言葉を聞いた。

「それ以下の収入では最低限度の生活も維持できないと
考えられる統計上の境界線」を指す。

日本の貧困線は112万円(H24年度)。
月額にすると約9万3000円。

自立というなら、せめて貧困線を超える収入となるよう
工賃を保障するのが、我々の責務だ。
武田理事長はそうおっしゃった。

2級の障害基礎年金+3万円で貧困線は超えられる。

せめて3万円の工賃を。
「明日の暮らしに希望が持てない」なんて状態は
一刻も早く終わらせなければ。
時間がない。

高齢者もシングルマザーも、仕事に就けない若者も含め、
今日の暮らしに困っている人たちが多くいる。みんな必死。
直接訴えないし、表情も変えないかもしれないけれど、
あなたの事業所の利用者の中にも、同じ思いの方たちがいるのではないか。

3年かけて2000円の工賃アップ。
・・そんなスピードでは間に合わない。

やりましょう。急ぎましょう。
貧困、なんて言葉、吹っ飛ばす工賃に。
必ずしましょう。
私も必死にやります。