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障がいのある方たちの働く場があれば、どこへでも・・

by inayamablog, 2014年9月18日

地域活動支援センター、いわゆる地活。
小規模作業所を長らくやってきたところが、
法改正、制度変更の時代の流れで、
障害者総合支援法の枠組みに再編されるということ、
よく聞く話です。

財政的に許される環境があれば、
地活のままやってきているところもあり、
驚くほど高い工賃を出していたり、
地域の就労移行支援事業所よりも、
一般就労実績があったりということも目にします。
一言で言えば、「作業所」を脈々と続けてこられた地活です。

そういった地域活動支援センターさんから、
「いよいようちもB型に移行せざるを得ない状況だが、
就労支援となると少々荷が重い。工賃も上げなければいけない。
どうすればいいか?」
と相談を受けることがあります。

正直にいえば、B型で工賃が低迷し続けている事業所より、
スムーズに工賃向上計画が作れそうだという印象を受けます。
職員も利用者も働くことが活動の中心になっていますから。

規模の小ささから、23年度までの移行にのれなかった事情もあるので、
定員20名のB型となると、そこに向けた事業規模の拡大イメージを
持つ必要がありますが、あとは方法論です。

「B型になると情報がこんなに入ってくるんですね。
無料の研修もいっぱいあって・・。」

独自のスタイルで、がむしゃらに障害者の働く場づくりを
やってきた方たちが、やっとB型になり、
その環境変化にとまどいつつも、
「この先の工賃アップに思いをはせている」状況に
出くわすこともあります。
こんなところがあるんだ、とびっくりするとともに、
今までのご苦労を思うと、応援したくなります。

施策的には、「静かに継続」くらいの位置づけの工賃向上かもしれませんが、
現場には、まだまだ闘っている人たちがいます。

コンサル派遣とか、アドバイザー派遣とか、そんなことはどうでもいいので、
皆さんの働く場を継続し続けたいという方たちを、
いろんな形でサポートできれば、と純粋に思います。