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「経済センサス」から考える生産活動の未来

by inayamablog, 2014年6月25日

美形で大人気のタレント桐谷美玲ちゃんがポスターに登場している
「経済センサス」ってご存知ですか?

基礎調査と商業統計調査の2種類あって、
商業統計調査(本調査)は直近では平成19年に行われて以来
ですので、久々の実施になります。

商業統計調査の対象は、卸売業・小売業を営む全国の事業所及び企業。
ここ数年、流通業界、大きく変わったので、数字も大きく変わってる
んだろうなあと思います。

なぜこんなことが気になるかといえば、
皆さんの事業にも関係しているからです。

この前、お豆腐の売上アップをサポートすることになった事業所を
訪ねたときに、「近所におとうふやさんがある?」と聞きました。

昔はあったけれど、今はやめっちゃった。

おじいちゃん、おばあちゃんが細々とやっている。
商店街の中にまだあったっけ・・・
昔はラッパ吹いて売ってたけれど、今はあんまりいないよね。
イオンとかヨーカドーのおとうふ、安いよね。スーパーで安く買えれば、
あえて豆腐屋で買わなくてもいいって思っちゃうのでは?
豆腐屋がなくなるわけだ・・

いろんな声が飛び交います。

こういう話のウラづけデータとなるのが、商業統計なんです。
この地域に豆腐屋が何件あるのか、年商はどのくらいか、

増えているのか減っているのか、みたいな情報、数字で把握しておくと、
対策がたてやすいじゃないですか。

お豆腐屋さんは確かに減っているということ、
今回の調査で明らかになると思います。

どのくらい減っているのか具体的にわかったとき、
改めて私たちの役割が見えてくるのではないかと思うのです。

主婦としては、セブン&アイのおとうふも否定しません。
全然文句ない商品ですもん。

けれど、いつもいつもセブン、ではやっぱりつまらない。
ちょっと寂しい。

事業所のおとうふ、ちゃんとこだわって作っていて、
その割に安いので、これまた主婦的にはけっこううれしいものなんです。
毎日は買わないけれど・・。

高齢者の経営する街中のお店。
大手との闘いに力尽き、家業では続けられない厳しい現実。
PB(プライベートブランド)ばかりではつまらないという主婦のニーズ。

生産活動として、福祉のフレームの中で「商売」ができる私たちだからこそ、
続けられるという側面があるのではないかと、最近本気で思います。

がんばりましょう。日本の経済のために。
ニッポンのお買い物を楽しいものにするために。
心豊かな暮らしのために。