美形で大人気のタレント桐谷美玲ちゃんがポスターに登場している
「経済センサス」ってご存知ですか?
基礎調査と商業統計調査の2種類あって、
商業統計調査(本調査)は直近では平成19年に行われて以来
ですので、久々の実施になります。
商業統計調査の対象は、卸売業・小売業を営む全国の事業所及び企業。
ここ数年、流通業界、大きく変わったので、数字も大きく変わってる
んだろうなあと思います。
なぜこんなことが気になるかといえば、
皆さんの事業にも関係しているからです。
この前、お豆腐の売上アップをサポートすることになった事業所を
訪ねたときに、「近所におとうふやさんがある?」と聞きました。
昔はあったけれど、今はやめっちゃった。
おじいちゃん、おばあちゃんが細々とやっている。
商店街の中にまだあったっけ・・・
昔はラッパ吹いて売ってたけれど、今はあんまりいないよね。
イオンとかヨーカドーのおとうふ、安いよね。スーパーで安く買えれば、
あえて豆腐屋で買わなくてもいいって思っちゃうのでは?
豆腐屋がなくなるわけだ・・
いろんな声が飛び交います。
こういう話のウラづけデータとなるのが、商業統計なんです。
この地域に豆腐屋が何件あるのか、年商はどのくらいか、
増えているのか減っているのか、みたいな情報、数字で把握しておくと、
対策がたてやすいじゃないですか。
お豆腐屋さんは確かに減っているということ、
今回の調査で明らかになると思います。
どのくらい減っているのか具体的にわかったとき、
改めて私たちの役割が見えてくるのではないかと思うのです。
主婦としては、セブン&アイのおとうふも否定しません。
全然文句ない商品ですもん。
けれど、いつもいつもセブン、ではやっぱりつまらない。
ちょっと寂しい。
事業所のおとうふ、ちゃんとこだわって作っていて、
その割に安いので、これまた主婦的にはけっこううれしいものなんです。
毎日は買わないけれど・・。
高齢者の経営する街中のお店。
大手との闘いに力尽き、家業では続けられない厳しい現実。
PB(プライベートブランド)ばかりではつまらないという主婦のニーズ。
生産活動として、福祉のフレームの中で「商売」ができる私たちだからこそ、
続けられるという側面があるのではないかと、最近本気で思います。