「ミステリーショッパー」ってご存知ですか?
ショッピングセンターなどで、覆面調査員がテナントなどを回り、
商品・サービス、陳列・ディスプレイなどの店づくり、店員の身だしなみ・接客態度などを
調査することを言います。
初の試みですが、とある団体から相談があって、
自主製品のイベント販売会場で、「ミステリーショッパー」を実施しました。
ショッピングセンターの1F催事場という賑やかな場所とはいえ、
催事販売ですから、テーブルが並んだだけの「店頭」を
評価するといっても、限界があります。
けれど、
「毎回工夫をこらしてディスプレイしたり、
頑張って商品説明のPOPを作っているけれど、
実際お客様にどう見られているのか知りたい。」
「結果をもとに、次のレイアウトや陳列を見直したい。」
そんな声がたくさん出ているとのことで、“やって”みました。
専門の調査会社に依頼し、“福祉の知識は全くない調査員”3名が会場に潜入。
限られた催事スペースを行ったり来たり調査するわけですから、
「今回はミステリーになりませんよ。」とお伝えしていたのですが、
実際に、調査員だとわかった職員さんはごくわずかでした(笑)。
商品
陳列・ディスプレイ
接客
の各項目をチェックし、コメントを入れて、事業所ごとに
評価表をお渡ししました。
・商品の特徴を説明してもらえて良かった(パン)
・のぼり、陳列棚の用意などディスプレイに力を入れていることがわかる(アクセサリー)
・地方のおいしいもののイベントブースはワクワクする(東北物産)
・細かい商品をいっぺんに置き過ぎ(雑貨)
・外国人にうけそうな商品と、目を引くディスプレイ(布ぞうり)
「職員をほめてあげなきゃ」
「なんか悔しい~」
ひとしきり盛り上がったあと、本質的な話題へ・・。
毎回、工夫してイベント出店されていることはよくわかりました。
ところで・・
目指す売上はとれていますか?
来場者数を増やすために、取り組んでいることはどんなことですか?
マンネリを脱却するために、できることはなんですか?
商品分野ごとのゾーニング とか
集中レジにして買いやすくしよう とか
販売什器やクロスを変えてみよう とか・・
企画段階で話題に上り、難しいね、といっては消える課題。
もう1回考えてみましょうか。
それぞれが個性を発揮しながら、全体としてお客様をひきよせる
魅力的な催事を企画にしたいよね。
やらなきゃね。
ここまで熱心に、ここまで頑張ってきているのだから、
限界を超えて、“納得の売上”がとれるイベント販売にしましょう!