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東京は、やっぱ3万円超、ですよね

by inayamablog, 2016年10月23日

東京コロニーの中村理事長とお話しました。
東京は、やっぱり工賃3万、4万出さないとダメだよね。
理事長はそうおっしゃいました。

はい!
イナヤマも最近、改めてそう思っていたところなので、
即、同意しました。

今や、毎日ニュースに登場する話題満載の東京。
いろいろ報道されるので、いやでも
「首都東京」を知る機会が多い。

日本の人口の1割を占める東京。
日本のGDPの6分の1を占める東京。
地方交付税を交付されていない唯一の自治体が東京。

そんな東京で仕事が作れないはずはない、と
改めて感じています。 

中村理事長は続けて、こうもおっしゃいました。
利用者は昔とはずいぶん違う。
働ける人は雇用される時代。
今、事業所で働く人たちは、昔のように機械を使えない。
スピードも速くない。
個別の支援が必要な人たちだ。

だからといって、3万、4万の工賃をあきらめる気は
全くない。支援側が変わればいいのだ。 

はい!!
ここは東京。人は多い。企業は集中。
経済活動が絶え間なく行われている。
一極集中は問題かもしれないけれど、
日々ぐるぐる経済が回り続けるこの街で、
利用者は事業所に通い、仕事し、暮らしている。
のんびりしている場合じゃない。

仕事はあるはず。商品は売れるはず。
福祉工場の時代とは違う利用者に、
高い工賃を支払うには、
「作業でなく事業をやらねばダメだ。」 

利用者を幸せにする事業は何かを考え続けていると、
理事長は言いました。 

福祉を追求しながら事業経営も一流を目指すのだと
聞こえました。 

高付加価値の仕事を提供する。
マーケットもチャンスもある東京で
それができないのは、利用者に申し訳ない。
重度や高齢を理由に工賃が払えないなんて
言ったら福祉のプロじゃない。
そういう風にも聞こえました。

東京はやっぱ3万円超。
深く、深く同意です。

イナヤマも、頑張ります。